便秘
便秘とは?|久喜中央接骨院
便秘とは、3日以上排便がない、または毎日排便があっても残便感がある状態を指します。便秘は非常に一般的な症状であり、日本人の多くが悩んでいると言われています。
便秘が続くと、お腹の張りや腹痛、残便感を感じるだけでなく、倦怠感、イライラ感、肌荒れ、不眠などの全身症状を引き起こすことがあります。
特に女性は、男性よりも腹筋が弱く、骨盤が広いため排便時の腹圧が伝わりにくく、便秘になりやすい傾向があります。また、生理前や妊娠中には黄体ホルモンの影響で腸の動きが鈍くなり、便秘を起こしやすくなることも特徴です。
便秘の種類と特徴|久喜中央接骨院
便秘には「機能性便秘」と「器質性便秘」の2種類があります。
1. 機能性便秘(多くの人が該当する便秘)
腸の働きが悪くなることで発生する便秘で、さらに以下の3つのタイプに分類されます。
✅ 弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)
・大腸の蠕動(ぜんどう)運動が弱くなり、便を押し出す力が低下することで起こる
・高齢者や出産経験の多い女性に多い
・運動不足、水分不足、食物繊維不足、腹筋の低下が主な原因
✅ 痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)
・ストレスなどで腸の動きが不規則になり、便の通過がスムーズにいかなくなることで発生
・便秘と下痢を繰り返すことがある
・自律神経の乱れや精神的ストレスが原因
✅ 直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)
・便が直腸まで運ばれているのに、便意を感じにくくなることで発生
・便意を我慢する習慣や、浣腸の多用が原因となる
2. 器質性便秘(病気が原因の便秘)
腸の病気(大腸がん・腸閉塞など)が原因で便が出にくくなる便秘。突然の便秘や激しい腹痛を伴う場合は、病院での検査が必要です。
便秘の主な原因|久喜中央接骨院
✅ 運動不足 → 腸の蠕動運動が低下し、便を押し出せなくなる
✅ 水分不足 → 便が硬くなり、排便が困難に
✅ 食物繊維不足 → 便のカサが減り、腸の動きが悪くなる
✅ ストレス・自律神経の乱れ → 腸の動きが異常になり、痙攣性便秘の原因に
✅ 極端なダイエット → 食事量が減ることで便の量が不足し、排便が滞る
✅ 骨盤の歪み → 腸の位置がズレ、蠕動運動が低下する
✅ 便意を我慢する習慣 → 直腸が鈍感になり、便意を感じにくくなる
便秘を放置するとどうなる?|久喜中央接骨院
便秘をそのままにしておくと、腸内環境が悪化し、健康にも様々な悪影響を及ぼします。
✅ お腹が張って苦しくなる → 仕事や日常生活に集中できなくなる
✅ 食欲がなくなる → 栄養不足や体調不良の原因に
✅ 肌荒れがひどくなる → 腸内の悪玉菌が増え、老廃物が体内にたまりやすくなる
✅ 腰痛が悪化する → 腸内ガスの増加で内臓が圧迫される
✅ イライラしやすくなる → 腸の不調が自律神経にも影響を与える
便秘の改善・予防方法
1. 食生活の改善
✅ 水分をしっかり摂る(1日1.5~2Lが目安)
✅ 食物繊維を意識的に摂る(野菜・果物・海藻・キノコ類)
✅ ヨーグルトや発酵食品を摂取し、腸内環境を整える
2. 運動を取り入れる
✅ ウォーキングや軽い運動で腸の蠕動運動を促進
✅ 腹筋を鍛えることで、便を押し出す力を強化
✅ 骨盤周りのストレッチで腸の働きをスムーズに
3. 規則正しい生活を送る
✅ 朝起きたらコップ1杯の水を飲む(腸を刺激する)
✅ 朝食をしっかり摂る(腸のリズムを作る)
✅ リラックスしてストレスを軽減(自律神経を整える)
4. 便意を我慢しない
✅ トイレに行きたいと思ったらすぐに行く習慣をつける
✅ 毎朝、決まった時間にトイレに座ることで排便リズムを整える
5. 便秘薬に頼りすぎない
✅ 便秘薬は長期間使用するとクセになり、自力で排便できなくなることがある
✅ まずは食生活や生活習慣の改善を優先する
まとめ
✅ 便秘は3日以上排便がない、または毎日排便があっても残便感がある状態
✅ 便秘の種類は「弛緩性便秘」「痙攣性便秘」「直腸性便秘」などに分類される
✅ 運動不足・食物繊維不足・ストレス・水分不足などが主な原因
✅ 放置するとお腹の張り・肌荒れ・腰痛・自律神経の乱れなどの悪影響が出る
✅ 食生活の改善・運動・規則正しい生活を心がけることで予防・改善が可能
✅ 便秘薬に頼りすぎず、まずは自然な排便リズムを作ることが大切
便秘は、生活習慣を見直すことで改善・予防が可能です。もし長期間続く場合や、急にひどい便秘になった場合は、腸の病気が原因の可能性もあるため、医療機関での診察を受けることをおすすめします。