背中の痛み
背中の痛み(背部痛)とは?|久喜中央接骨院
背中の痛み(背部痛)は、多くの人が経験する症状のひとつであり、日常生活の影響や病気など様々な要因が関係しています。
背中の痛みは、仕事や勉強などの集中力を欠く原因となるだけでなく、ストレスの増加や睡眠の質の低下にもつながる厄介な症状です。
背中の痛みは大きく分けて、以下の2つのタイプに分類されます。
① 慢性的な背中の痛み
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、無意識に背中を丸めた前傾姿勢が続くことで発生する痛みです。特に以下のような状況が続くと、背中の筋肉が硬くなり、血流が悪化することで痛みが慢性化します。
✅ 猫背や前傾姿勢の習慣
✅ 柔らかいソファーに座るなどの姿勢の崩れ
✅ 骨盤の歪みや背骨のバランスの崩れ
また、肩甲骨が開ききっている、または頭が前に傾いている姿勢が続くことで、背中の筋肉に過度な負担がかかり、痛みを引き起こします。
② 急性的な背中の痛み(ぎっくり背中)
ぎっくり腰のように、突然強い痛みが走るのが急性的な背中の痛みです。
✅ 運動不足や長時間同じ姿勢を続けていると筋肉が硬くなり、急な動作で筋肉が傷つく
✅ 重いものを持ち上げたときや、不自然な体勢で筋肉を無理に伸ばしたときに痛みが発生
✅ 急激なストレッチや無理な運動による筋肉の過負荷
このような急性的な痛みは「ギックリ背中」と呼ばれ、筋肉の損傷や炎症が原因で起こることが多いため、放置せずに早めのケアが必要です。
背中の痛みの主な原因|久喜中央接骨院
1. 姿勢の悪さ・デスクワークの影響
✅ 長時間の前傾姿勢や猫背 → 背中の筋肉が緊張し、血流が悪くなる
✅ 肩甲骨が開きすぎている → 背骨のバランスが崩れ、筋肉に負担がかかる
✅ 骨盤や背骨の歪み → 頭の位置が前方に傾き、首から背中の筋肉が疲労
2. 筋肉の緊張や過労
✅ 無意識に肩や背中に力が入り続けている(運転・パソコン作業・スマホ使用時)
✅ 力の抜き方が分からず、常に緊張状態 → 血管や神経を圧迫し、痛みが発生
3. 運動不足・筋肉の柔軟性の低下
✅ 普段から運動をしないと、筋肉が硬くなり、少しの動作で痛みが出る
✅ ゴムのような性質を持つ筋肉は、使わないと硬くなり、損傷しやすくなる
4. 頚椎・胸椎のヘルニア
✅ 頚椎や胸椎のヘルニアがあると、神経を圧迫し背中の痛みやしびれが出る
✅ 首を上に向けると痛みが増し、長時間の同じ姿勢で腕や背中にしびれが発生することも
5. 内臓の不調(要注意の症状)
✅ 心臓系の病気(狭心症・心筋梗塞) → 胸の痛みと共に、背中や首、肩に痛みが放散
✅ 膵炎・胆のう炎 → 右上腹部の痛みとともに背中が痛くなる
✅ 尿管結石・腎盂腎炎 → 背中の痛みのほか、排尿時の痛みや発熱を伴うことも
✅ 帯状疱疹 → ピリピリとした痛みがあり、水泡が現れる
⚠ 上記のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。
背中の痛みを予防・改善する方法|久喜中央接骨院
1. 正しい姿勢を意識する
✅ デスクワークでは、背中を丸めず、背筋を伸ばす
✅ スマホの画面を目線の高さに保つ(うつむき姿勢を避ける)
✅ 骨盤の位置を整え、正しい座り方を意識する
2. ストレッチ・運動を取り入れる
✅ 肩甲骨を寄せるストレッチ(肩回し・背伸び)
✅ 背中を反らせるストレッチ(胸を開くポーズ)
✅ 軽い運動(ウォーキング・ヨガなど)で筋肉をほぐす
3. 筋力トレーニングを行う
✅ 体幹トレーニング(プランク・腹筋運動)で背骨を支える筋肉を鍛える
✅ 肩甲骨周りの筋肉を鍛えることで、姿勢を改善する
4. ストレスを溜めない
✅ 深呼吸や瞑想を取り入れ、リラックスする
✅ 睡眠をしっかりとり、自律神経を整える
まとめ|久喜中央接骨院
✅ 背中の痛みは「慢性的な痛み」と「急性的な痛み」に分かれる
✅ 長時間のデスクワークやスマホの使用で、姿勢が崩れることが主な原因
✅ 筋肉の緊張や運動不足も背中の痛みを引き起こす
✅ ヘルニアや内臓の病気が原因のこともあり、注意が必要
✅ 正しい姿勢・ストレッチ・筋力トレーニングで予防と改善が可能
背中の痛みは、姿勢の改善と日常のケアで防ぐことができます。長期間続く痛みや、しびれ・内臓の異常を伴う場合は、医療機関への相談をおすすめします。