内反小趾
内反小趾とは?|久喜中央接骨院
内反小趾(ないはんしょうし)とは、足の小指(小趾)が親指側に向かって変形する疾患です。小指の付け根が突出し、靴に当たることで痛みや炎症を引き起こします。
タコやウオノメができることもあり、悪化すると歩行が困難になることもあります。
この疾患は、外反母趾と同様に足のアライメント異常によって発症しやすく、女性だけでなく男性にも多く見られるのが特徴です。特に合わない靴や歩行習慣の影響を受けやすいため、日常の生活習慣の見直しが重要となります。
こんな症状でお悩みではありませんか?
・歩くと小趾の付け根が痛く、歩行が大変
・小趾の付け根が腫れたり、出っ張ってきた
・履いていた靴が痛くて履けなくなった
・足の小指が親指側に向かい、薬指に乗っかり歩行が不安定
このような症状がある場合、内反小趾の可能性があります。
内反小趾の原因|久喜中央接骨院
内反小趾は、不適切な靴の選び方や歩行のクセが主な原因とされています。
1. 靴の影響
・サイズの合わない靴(特に小さい靴)
・かかとに余裕がある靴(足が安定せず、指に負担がかかる)
・つま先の狭い靴(指が圧迫され変形しやすい)
・ハイヒールやパンプス(つま先に負担が集中)
2. 足のアーチの低下
・縦アーチ(足の甲のアーチ)が低下し、足裏や足の甲の筋肉が弱まることで、小趾の正常な位置を保てなくなる。
3. 間違った歩き方・姿勢
・内股歩行やガニ股歩行によるバランスの崩れ
・O脚やX脚による足への負担
・骨盤の歪みが影響し、足の使い方が変わる
内反小趾を放置するとどうなる?|久喜中央接骨院
内反小趾をそのままにしておくと、以下のような併発症が起こる可能性があります。
・O脚・X脚(歩行バランスの崩れ)
・膝痛・腰痛(歩き方の変化による負担増加)
・骨盤のズレ(姿勢の悪化)
・小趾の付け根の痛み(バニオン)(炎症・腫れ)
・足首の捻挫癖(不安定な歩行による)
また、小指が変形すると歩行のバランスが崩れやすくなり、疲れやすくなるため、早めの対策が必要です。
内反小趾の治療法|久喜中央接骨院
1. 予防・保存療法
・靴の見直し(つま先が広く、適正サイズの靴を選ぶ)
・インソール(中敷き)の使用(横アーチをサポート)
・足のストレッチ・エクササイズ(筋力を維持し、小趾の正常な位置を保つ)
・正しい歩き方の習慣(内股・ガニ股歩行の矯正)
2. 手術療法(重度の場合)
・中足骨の骨切り矯正が一般的
・局所麻酔・腰椎麻酔で1時間以内に手術可能
・術後1日から歩行可能、通常の靴が履けるまで約2ヵ月
軽度~中等度であれば日常生活の改善で十分に治療が可能ですが、痛みがひどい場合や歩行が困難な場合は専門医の診察を受けることが重要です。
内反小趾の予防と対策
✅ 靴選びのポイント
・つま先に余裕があり、指を圧迫しないデザイン
・ヒールは3cm以下が理想
・足にしっかりフィットする靴(かかとが浮かないもの)
・インソール(中敷き)でサポート
✅ 日常生活の工夫
・正しい姿勢・歩き方(内股・ガニ股を改善)
・適度なストレッチ・エクササイズ(足の筋力を維持)
・裸足で過ごす時間を作る(足本来の機能を高める)
まとめ
内反小趾は、合わない靴や歩行のクセによって発症しやすく、放置すると痛みが悪化し、歩行や姿勢に影響を与える可能性があります。適切な靴の選択やストレッチ、エクササイズによって予防・改善が可能です。
✅ 「歩くと小趾の付け根が痛い」「靴が合わなくなった」などの症状を感じたら、早めの対策を行いましょう!