顎関節症｜久喜市・久喜中央・久喜駅　久喜中央接骨院

顎関節症（がくかんせつしょう）とは、顎関節や咀嚼筋（そしゃくきん：噛むための筋肉）に異常が生じ、口の開閉時の痛みや音、開口障害などの症状を引き起こす疾患の総称です。

本来、顎はスムーズに動く構造になっていますが、何らかの原因で関節や筋肉に負担がかかると、正常な動きが妨げられ、痛みや違和感が発生します。顎関節症の症状は悪化すると食事や会話、歯磨きなどの日常生活に支障をきたすことがあるため、早めの対応が重要です。

✅ 口を開閉すると痛みがある（特に耳の周辺や顎の関節部）

✅ 口を開けると「カクカク」「ポキッ」という異音がする（クリック音）

✅ 口が開けづらい、または大きく開けられない（開口障害）

✅ 噛みしめると顎に痛みがある

✅ 噛み合わせが悪くなったと感じる

✅ 食事をしていると顎が疲れやすい

✅ 顎が外れそうになる、または外れたことがある

→ これらの症状が続く場合は、顎関節症の可能性が高いため、適切なケアが必要です。

1. 姿勢の悪さ（猫背・ストレートネック）

✅ 長時間のパソコン作業やスマホ操作により、猫背やストレートネックになる

✅ 背中や首の筋肉が硬くなり、顎の動きがスムーズでなくなる

✅ 頬杖をつくことで片側に負担がかかり、顎関節のバランスが崩れる

2. 歯ぎしり・食いしばり

✅ 睡眠中の歯ぎしりや、無意識のうちに歯を強く食いしばる癖がある

✅ スポーツや力仕事で力を入れる際に食いしばる習慣がある

✅ 歯ぎしりにより、顎関節や筋肉に過剰な負担がかかる

3. ストレス（精神的な緊張）

✅ ストレスが溜まると無意識に顎に力が入る

✅ ストレスによって交感神経が過剰に働き、筋肉の緊張が強くなる

✅ 首や肩の筋肉が硬くなり、それが顎関節に影響を与える

4. 噛み合わせの問題

✅ 歯並びが悪く、噛み合わせが不均衡になっている

✅ 片側の歯ばかりで噛む癖があり、左右の筋肉のバランスが崩れる

✅ 矯正治療や抜歯後に噛み合わせが変化し、顎に負担がかかる

5. 顎関節の炎症や関節円盤のズレ

✅ 関節のクッションである「関節円盤」がずれ、顎の動きがスムーズでなくなる

✅ 関節の炎症により、痛みや動きの制限が発生する

✅ 関節がずれることで、口を開閉するときに「カクカク」と音がする

顎関節症は、顎だけでなく全身に影響を及ぼすことがあります。

✅ 頭痛（特にこめかみの痛み）

✅ 肩こり・首のこり・背中の張り

✅ 腰痛

✅ 耳鳴り・耳の詰まり感・難聴

✅ めまい・ふらつき

✅ 眼の疲れ・充血・涙が出る

✅ 鼻づまり・口の渇き

✅ 嚥下（飲み込み）困難・呼吸のしづらさ

✅ 手足のしびれ

顎は首や頭の筋肉とも密接につながっているため、顎関節の不調が全身のバランスの崩れや神経系の異常につながることがあります。

顎関節症の改善・予防方法

1. 正しい姿勢を意識する

✅ 長時間のスマホ・パソコン使用時は、姿勢を意識する

✅ 猫背やストレートネックを改善するストレッチを行う

✅ 頬杖をつく癖をなくす

2. 食いしばり・歯ぎしりを防ぐ

✅ リラックスを意識し、日中の食いしばりを防ぐ

✅ 寝るときにマウスピース（ナイトガード）を使用する

✅ 歯ぎしりの原因となるストレスを軽減する

3. 顎周りの筋肉をほぐす

✅ 優しく顎のストレッチを行い、筋肉の柔軟性を高める

✅ 首や肩のマッサージを行い、筋肉の緊張を和らげる

✅ 口を開閉する際の動きをスムーズにするトレーニングを行

4. 噛み合わせを整える

✅ 歯科医で噛み合わせのチェックを受ける

✅ 片側ばかりで噛む癖を改善する

✅ 硬いものを避け、バランスよく噛む習慣をつける

5. ストレスを軽減する

✅ 適度な運動や深呼吸を取り入れる

✅ リラックスする時間を作り、自律神経を整える

✅ 睡眠の質を向上させ、ストレスを軽減する

まとめ

✅ 顎関節症は、口の開閉時の痛みや異音、開口障害などの症状を伴う疾患

✅ 原因は、姿勢の悪さ、歯ぎしり・食いしばり、ストレス、噛み合わせの問題など

✅ 放置すると、頭痛や肩こり、耳鳴りなどの全身症状を引き起こす可能性がある

✅ 正しい姿勢やストレッチ、リラックス習慣を取り入れることで改善が可能

顎の痛みや違和感を感じたら、早めに対処することで悪化を防ぐことができます。生活習慣を見直し、適切なケアを行うことで、健康な顎の状態を維持しましょう！