シンスプリント
シンスプリントとは?|久喜中央接骨院
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は、すねの内側(脛骨)に痛みが生じるスポーツ障害です。特にランニングやジャンプを頻繁に行うスポーツ(陸上競技、バスケットボール、サッカーなど)をしている人に多く見られます。
症状が進行すると、安静時にも痛みが続き、最悪の場合は疲労骨折に発展することもあるため、早めの対応が重要です。
シンスプリントの主な症状|久喜中央接骨院
✅ 運動後のすねの内側(脛骨)に違和感や鈍痛
✅ 運動中や運動後に痛みが増す
✅ 痛みが進行すると、軽いランニングやジャンプでも症状が出る
✅ 最悪の場合、安静時でも痛みが続くことがある
✅ 脛骨の下1/3を押すと痛みを感じる
シンスプリントは、骨折や脱臼のような急激な痛みではなく、鈍痛や響くような痛みが特徴です。進行すると、長時間の運動ができなくなり、日常生活にも支障をきたすことがあります。
シンスプリントが発生しやすい人・環境|久喜中央接骨院
✅ 陸上競技(特に長距離走)、バスケットボール、サッカーなどのスポーツをしている人
✅ 運動を始めたばかりの初心者や、急にトレーニング量を増やした人
✅ 足のアーチ構造に問題がある(扁平足・回内足など)
✅ 筋力が低下している(特にお尻や太ももの筋肉が弱い人)
✅ ウォーミングアップやクールダウンが不十分な人
✅ 硬い地面(コンクリート・アスファルト・体育館など)で運動することが多い人
✅ クッション性の低いシューズを履いている人
シンスプリントは「使いすぎ症候群」とも言われ、過度な負担が継続的にかかることで発症します。
シンスプリントの原因|久喜中央接骨院
🔹 オーバーユース(使いすぎ)
・急激な運動量の増加
・過度なランニングやジャンプの繰り返し
・トレーニング後の適切なケア不足
🔹 筋肉の柔軟性不足
・ふくらはぎや足首の筋肉が硬くなり、衝撃を吸収できない
・ストレッチ不足により筋肉が硬直
🔹 足のアライメント異常
・扁平足や回内足の影響で足にかかる負担が偏る
・O脚やX脚の影響で着地のバランスが崩れる
🔹 環境要因
・コンクリートやアスファルトなどの硬い地面での運動
・適切でないシューズ(クッション性がない、サイズが合っていない)
🔹 コンディショニング不足
・運動前後のストレッチ不足
・疲労が蓄積した状態でのオーバーワーク
シンスプリントの進行段階
1️⃣ 軽度(初期)
🔹 運動後にすねの内側に違和感や軽い痛み
🔹 休めば痛みは消える
2️⃣ 中度(進行期)
🔹 運動中にも痛みが現れるが、我慢できるレベル
🔹 痛みを感じながらも運動を続けてしまう
3️⃣ 重度(慢性期)
🔹 運動だけでなく、歩行時や日常生活でも痛みを感じる
🔹 すねを押すと強い痛みがある
🔹 放置すると疲労骨折につながる可能性が高い
痛みが強くなる前に適切な対処を行うことが重要です。
シンスプリントの治療法
1️⃣ 安静(休養)
・痛みがある間はランニングやジャンプを控える
・症状が軽減するまではウォーキングや水泳などの低負荷な運動に切り替える
2️⃣ アイシング(冷却)
・炎症を抑えるために、1回15~20分、1日数回冷やす
・痛みがある部位に氷や冷却シートを使用
3️⃣ ストレッチ・マッサージ
・ふくらはぎ、足首、すねの筋肉をよく伸ばす
・フォームローラーやマッサージで筋肉の緊張をほぐす
4️⃣ テーピング・サポーターの活用
・患部にかかる負担を軽減するために使用
5️⃣ 接骨院・整骨院での施術
・手技療法や電気治療、鍼灸などで炎症を緩和
6️⃣ 適切な靴・インソールの使用
・クッション性の高いシューズを選ぶ
・扁平足や回内足の人はインソールで足のバランスを調整
⏳ 回復期間の目安
軽症:2~3週間
中等度:1か月前後
重症:1~3か月
適切な治療とリハビリを行えば、回復を早めることができます。
シンスプリントの予防法
✅ 運動前後のストレッチをしっかり行う
・特にふくらはぎ、すね、足首周りを重点的に伸ばす
✅ 負荷を徐々に増やす
・急にトレーニングの強度を上げない
✅ 適切なシューズを選ぶ
・衝撃吸収性のある靴を選ぶ
・インソールを活用して足のバランスを補正
✅ 硬い地面でのトレーニングを避ける
・芝生やゴムトラックなどクッション性のある場所を選ぶ
✅ 筋力トレーニングを行う
・下半身の筋肉(特にふくらはぎ、足首、大腿四頭筋、お尻の筋肉)を強化
✅ こまめなケアを習慣にする
・練習後はしっかりクールダウンを行う
・軽いマッサージやストレッチを日常的に行う
まとめ
✅ シンスプリントはすねの内側(脛骨)の痛みを伴うスポーツ障害
✅ 過度な運動負荷や筋肉の柔軟性不足が原因
✅ 痛みを放置すると疲労骨折につながるリスク
✅ 治療の基本は安静・アイシング・ストレッチ・適切なシューズの使用
✅ 予防にはストレッチ、適切な靴、筋力強化が重要
シンスプリントは無理をすると悪化しやすい怪我です。早めのケアを心がけ、適切な治療と予防を行いましょう!