手・指のしびれ｜久喜市・久喜中央・久喜駅　久喜中央接骨院

手や指のしびれとは、神経の圧迫や血流障害、筋肉の緊張などによって生じる症状で、ピリピリ・ジンジンする感覚、感覚の鈍さ、力が入りにくいといった症状を伴います。

しびれの感じ方はさまざまで、一時的なものから慢性的なものまであり、原因によって適切な対応が必要です。特に慢性的なしびれがある場合は、原因を特定し、早めに対策を行うことが大切です。

手や指のしびれの原因は大きく分けて以下の4つに分類されます。

1. 神経の圧迫によるもの

手のしびれは、手から首までの神経のどこかが圧迫されることで起こることが多く、しびれが出る場所によって原因を特定することが可能です。

✅ 首の周囲の問題（頸椎由来のしびれ）
・椎間板ヘルニア、頸椎症：首の骨が変形し、神経が圧迫される
・首や肩の筋肉の緊張：血流が悪くなり神経が刺激される

✅ 鎖骨の下の問題（胸郭出口症候群）
・なで肩や猫背の人に多い
・鎖骨と第一肋骨の間が狭くなり、神経や血管が圧迫される

✅ 肘の内側の問題（肘部管症候群）
・肘を長時間曲げたままにすることで神経が圧迫される
・骨の変形や筋肉の硬結が原因になることも

✅ 手首の問題（手根管症候群）
・手の使いすぎ、ホルモンバランスの変化（妊娠・更年期）などが原因
・手首の神経が圧迫され、指のしびれや握力低下が起こる

✅ 手の甲側のしびれ（橈骨神経麻痺）
・腕枕や上腕部の圧迫が原因で発生
・時間の経過で改善することが多いが、慢性的な場合は他の要因の可能性も

2. 血流障害によるもの

・長時間の同じ姿勢での作業
・寒さやストレスによる血管の収縮
・動脈硬化や血管疾患

血流が悪くなることで神経への栄養供給が滞り、しびれが生じることがあります。特にデスクワークや細かい作業を続ける人に多く見られます。

3. 筋肉の緊張や骨格の歪みによるもの

・猫背や姿勢不良による首・肩の筋肉の過緊張
・骨盤や背骨の歪みによる神経の圧迫

姿勢が悪いと、首や肩の筋肉が硬くなり神経を圧迫しやすくなります。その結果、手や指にしびれが出ることがあります。

4. 内科的疾患によるもの

・糖尿病
・甲状腺の病気
・腎疾患
・ビタミン不足（特にビタミンB群）

これらの疾患では、神経がダメージを受けることでしびれを引き起こすことがあります。しびれが長期間続く場合は、医療機関での検査を受けることをおすすめします。

✅ 親指～薬指のしびれ → 手根管症候群・円回内筋症候群の可能性

✅ 薬指・小指のしびれ → 肘部管症候群・ギヨン管症候群の可能性

✅ 手の甲側のしびれ → 橈骨神経麻痺の可能性

しびれの部位によって、どの神経が影響を受けているかを判断することができます。

しびれを改善するためには、神経や血流への負担を減らし、姿勢を整えることが重要です。

1. 筋肉をほぐす

✅ 首・肩・腕のストレッチ
✅ 軽いマッサージや温める（血流を促進）
✅ 肩甲骨周りのほぐし運動（猫背の改善）

2. 姿勢を改善する

✅ デスクワーク中の姿勢に気をつける（背筋を伸ばし、腕の位置を調整）
✅ パソコンやスマホの高さを目線に合わせる
✅ 定期的に立ち上がり、軽いストレッチを行う

3. 生活習慣の改善

✅ 血流を促進するために適度な運動をする
✅ ビタミンB群を含む食事を摂る（神経の働きを助ける）
✅ 水分をしっかり摂る（血流を良くする）

4. しびれを軽減するツボ押し

🔹 合谷（ごうこく）：手の甲、親指と人差し指の間

🔹 曲池（きょくち）：肘を曲げたときにできるシワの外側

🔹 手三里（てさんり）：肘のシワから指3本分下の前腕

ツボを5秒間押して離すを3～5回繰り返すことで、しびれや疲れを和らげる効果が期待できます。

手・指のしびれを放置すると…？

⚠ 筋力低下につながり、物を落としやすくなる
⚠ 日常生活に支障をきたし、動作がしづらくなる
⚠ 神経のダメージが進行し、治りにくくなる
⚠ 病気が進行してしまう可能性がある

一時的なしびれであれば問題ありませんが、慢性的なしびれがある場合は早めに対処することが大切です。

まとめ

✔ 手や指のしびれは、神経の圧迫・血流障害・筋肉の緊張・病気などが原因で起こる

✔ しびれの場所によって、どの神経が影響を受けているかが分かる

✔ 姿勢の改善・ストレッチ・ツボ押し・生活習慣の見直しが効果的

✔ しびれが慢性的に続く場合は、早めに専門家に相談することが大切

「たかがしびれ」と軽視せず、早めの対策で健康な生活を取り戻しましょう！