O脚｜久喜市・久喜中央・久喜駅　久喜中央接骨院

O脚とは、脚が外側に湾曲し、直立した際に両膝の間に隙間ができてしまう状態を指します。見た目がアルファベットの「O」の形に似ていることからO脚と呼ばれ、医学的には「内反膝（ないはんしつ）」といいます。

特に日本人に多く見られる特徴であり、男女問わず発症しますが、女性のほうが発症率が高いとされています。

O脚には大きく「構造的O脚」と「機能的O脚」の2種類があります。

・構造的O脚
先天的に骨の形状や発育に異常があり、O脚の状態になっているものです。遺伝や事故による骨の変形が原因であるため、手術が必要となるケースが多く、病院での診察・治療が求められます。

・機能的O脚
日常生活の姿勢や歩き方の癖、筋力の低下によって徐々にO脚になっていくものです。このタイプのO脚は、適切な施術やストレッチ、生活習慣の改善によって矯正することが可能です。

O脚の主な原因は、長年の悪い姿勢や歩き方、立ち方、座り方によるものです。以下のような要因が影響して、O脚が形成されてしまいます。

1.生活習慣の癖
・片足に重心をかける立ち方
・脚を組む座り方
・ガニ股歩き
・ハイヒールの常用によるバランスの崩れ

2.筋力バランスの偏り
・内ももの筋肉（内転筋）の衰え
・外ももの筋肉（外側広筋）の過剰な緊張
・骨盤周りの筋力低下
・足のアライメント異常

3.扁平足や外反母趾
・骨盤の歪み
・膝関節のねじれ

4.加齢やホルモンの影響
・加齢による筋力低下
・妊娠・出産による骨盤の歪み

生理的なO脚として、赤ちゃんから2歳頃までは自然なO脚の時期がありますが、成長とともに正常な脚の形に戻るため、特に心配は不要です。

O脚を放置すると、以下のような悪影響が出てくる可能性があります。

1.膝の負担が増え、変形性膝関節症になりやすい
・O脚のまま生活を続けると、膝の内側に過度な負担がかかり、変形性膝関節症を引き起こすリスクが高まります。

2.骨盤の歪みや腰痛の原因になる
・O脚の人は、歩行や姿勢が崩れやすく、それにより骨盤の歪みが生じます。結果として、腰痛や股関節痛を引き起こす可能性があります。

3.むくみ・冷え性の悪化
・O脚の影響で血流が悪くなると、下半身のむくみや冷えを感じやすくなります。

4.スタイルが悪く見える
・O脚が目立つと、脚が短く見えたり、太ももやふくらはぎが張って太く見えたりします。特にスキニーやタイトな服装が似合いにくくなるため、見た目にも影響を及ぼします。

5.代謝が低下し、太りやすくなる
・O脚によって筋力のバランスが崩れると、下半身の筋肉がうまく使えず、代謝が低下し、太りやすい体質になってしまいます。

O脚を改善すると、以下のようなメリットがあります。

・膝の負担が減り、痛みが解消される

・姿勢が整い、腰痛やむくみが軽減する

・脚のラインがまっすぐになり、スタイルが良く見える

・身長が高く見える

・ファッションを楽しめるようになる

・血流が改善し、冷えやむくみが解消される

特に女性にとっては、美脚を手に入れられることは大きなメリットになります。O脚が改善することで、スカートやタイトなパンツスタイルも自信を持って着こなせるようになります。

O脚のセルフチェック方法

O脚かどうかを簡単にチェックする方法として、以下のセルフチェックを試してみましょう。

1.直立して両足の内くるぶしをくっつける

2.膝の間にどれくらいの隙間があるかを確認する

・正常：膝がしっかりとくっつく

・軽度のO脚：指1本分ほどの隙間がある

・中等度のO脚：指2〜3本分の隙間がある

・重度のO脚：指4本以上の隙間があり、膝が大きく外側に開いている

膝がくっつかない場合は、O脚の可能性があります。

O脚の改善方法

O脚を改善するためには、日常生活の中での意識が重要です。

1. 正しい姿勢を意識する

・立つときは両足に均等に体重をかける

・座るときは足を組まない

・歩くときはつま先を真っ直ぐにして歩く

2. 筋力をつける

内転筋（内もも）のトレーニング
仰向けになり、ボールやクッションを両膝に挟んで力を入れる。

骨盤のストレッチ
骨盤周りの筋肉をほぐすストレッチを行い、歪みを解消する。

3. マッサージで血流を改善
足のむくみを取り除くために、ふくらはぎや内ももをマッサージする。

4. 専門機関での治療
・整骨院や整体で、O脚の矯正を受ける。
・O脚専用のインソールを使用して、歩行時のバランスを改善する。

当院のサポート

O脚は見た目だけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。放置すると膝や腰への負担が増し、将来的に変形性膝関節症などのリスクが高まります。

しかし、日常の姿勢や歩き方の改善、適切なストレッチやトレーニングを行うことで、O脚は改善が可能です。O脚に悩んでいる方は、早めに対策を始めることをおすすめします。