脊柱管狭窄症｜久喜市・久喜中央・久喜駅　久喜中央接骨院

脊柱管狭窄症とは、脊柱管（背骨に沿って縦に通る神経の通り道）が狭くなり、内部の神経や血管が圧迫されることで痛みやしびれが生じる病気です。

この疾患は加齢に伴う骨や靭帯の変性によって発症することが多く、特に腰に起こる「腰部脊柱管狭窄症」が最も一般的です。

また、生まれつき脊柱管が狭い方や、成長過程で脊柱管が狭くなるような変化が起こることもあります。

✅ 足の痛みやしびれ（特に膝から下にかけて）

✅ 腰を反らせると痛みが悪化する

✅ 前かがみになると痛みが和らぐ

✅ 腰からお尻、太ももにかけて痛みやしびれがある

✅ 長時間歩くことがつらい（間欠性跛行）

脊柱管狭窄症の代表的な症状が間欠性跛行（かんけつせいはこう）」です。これは、歩き続けると足のしびれや痛みが強くなり、休憩しないと次の歩行ができなくなるという特徴的な症状です。

ただし、しゃがんだり、前かがみになったりすると症状が軽減するため、自転車には乗れるが歩行は困難、という方も多く見られます。

1. 加齢による骨や靭帯の変性

✅ 加齢による背骨の変形 → 背骨の変性が進むことで、脊柱管が狭くなり神経を圧迫

✅ 靭帯の肥厚（分厚くなる） → 神経の通り道を狭くする

2. 椎間板ヘルニアやすべり症の影響

✅ 腰椎椎間板ヘルニア → 飛び出した椎間板が神経を圧迫

✅ 腰椎すべり症 → 腰椎のズレにより、脊柱管が狭くなる

3. 姿勢の悪さや運動不足

✅ 長時間のデスクワーク・猫背の姿勢 → 背骨や骨盤の歪みが発生し、脊柱管に負担

✅ 筋力低下 → 腹筋や背筋の筋力が低下し、腰椎への負担が増加

脊柱管狭窄症の進行と悪循環

① 腰椎の変形が進み、脊柱管が狭くなる

② 神経や血管が圧迫され、炎症や血流障害が発生

③ 痛みによるストレスや自律神経の乱れが起こる

④ 痛みが強くなり、動かなくなる（安静にしすぎる）

⑤ 筋力が低下し、さらに動けなくなる

このような痛みの悪循環を引き起こすため、適度な運動や姿勢改善が非常に重要になります。

脊柱管狭窄症の予防・改善方法

1. 姿勢を改善する

✅ 背骨や骨盤の歪みを整える（猫背・反り腰を直す）

✅ デスクワーク時に正しい座り方を意識する

✅ 腰への負担が少ない寝具を選ぶ

2. 筋力トレーニング・ストレッチ

✅ 背筋・腹筋を鍛えて腰椎を支える筋力を強化

✅ 腰を反らしすぎないようにストレッチを取り入れる

✅ 股関節や太ももの柔軟性を高める

3. 生活習慣の見直し

✅ 長時間の座りっぱなしを避け、こまめに動く

✅ 適度なウォーキングやストレッチを取り入れる

✅ ストレスを減らし、自律神経のバランスを整える

脊柱管狭窄症の治療方法

1. 保存療法（手術をしない治療）

✅ 理学療法（リハビリ・ストレッチ） → 姿勢改善や筋力強化

✅ 薬物療法（消炎鎮痛薬・血流改善薬） → 痛みや炎症を抑える

✅ 神経ブロック注射 → 一時的に痛みを和らげる

2. 手術療法（保存療法で改善しない場合）

✅ 神経の圧迫を取り除く手術（除圧術）

✅ 脊椎の固定術（腰椎すべり症を伴う場合）

「脊柱管狭窄症は手術をしないと治らないの？」とよく質問されますが、軽度～中程度の症状であれば、適切な治療や生活習慣の改善で症状を緩和できることが多いです。

まとめ

✅ 脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなり神経を圧迫することで痛みやしびれが出る病気

✅ 代表的な症状は「間欠性跛行」＝歩き続けると痛くなり、休むと楽になる

✅ 原因は加齢による変性、椎間板ヘルニア、すべり症、姿勢の悪さなど

✅ 放置すると痛みが悪循環し、筋力低下により動けなくなることも

✅ 適切な姿勢改善・運動・ストレッチ・生活習慣の見直しで予防と改善が可能

✅ 手術が必要になるケースもあるが、多くは保存療法で改善できる

脊柱管狭窄症は、早期に適切な対応をすることで症状の悪化を防ぐことができます。もし長期間にわたる腰痛やしびれがある場合は、専門医の診断を受けることをおすすめします。